多肉植物は世界中に自生していますが、砂漠や海岸、高山といった水分を得にくい、非常に厳しい環境で自生しています。
生きるために必要な水分を確保するため、その体の中に水分を多く含んだ『多肉』な植物。
そのため、水やりのし過ぎでダメにしてしまうこともしばしば。。
そんな多肉植物ですが、水耕栽培で育てることもできるんです。
多肉植物の2種類の根っこ
普段私たちが見かける根っこは、土用の根っこです。
植え替えの時に整理したり、葉挿しで出てくる根っこですね。
それとは別に、水耕栽培するときに出てくる水用の根っこがあります。土用と違い、非常に細いことが多いです。
土に植えていた多肉植物を、水耕栽培へ変更すると、もともとあった土用の根っこは取れ、細い水用の根っこが出てきます。逆に、水耕栽培していた多肉植物を土へ戻すと、水用の根っこは取れ、土用の根っこが出てきます。
多肉植物の水耕栽培
土で管理していると、水の管理でダメにしてしまうことも多い多肉植物ですが、水用の根っこは、多肉植物の葉や株元が水に触れていなければ、どれだけ水没していても根腐れすることはありません。
水耕栽培にしたい多肉植物の土を落とし、土が残らないようにきれいに洗います。その後、根っこの付け根(もしくは、そのちょっと下)のところで切り、株が落ちないくらいの、口の小さな瓶に多肉植物を載せます。
切り口に水がつかない、ギリギリのところまで水を入れたらオッケーです。
水用の根っこが出てしまえば、少し水位を下げても大丈夫。株が水に浸からない程度で、水を切らさないようにしましょう。
管理が簡単な分、弱った株の回復にも向いています。
土を使わないので室内も汚れませんし、水の中に広がる細い根っこは、観賞用としてもきれいです。
ぜひ、トライしてみてください。
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