木立性の多肉植物の多くは、茎を切って土に挿す『挿し芽』で殖やすことができます。
この方法も非常に簡単で、切って土に挿すだけ。
普通の『挿し木』と違うのは、切り口は“乾燥させてから”土に挿すというところ。
切り口を、溶かしたロウで固めてしまう方法もあって、その場合はすぐに土に挿しても大丈夫です。
まず元になる株から、土に挿せるように1㎝ほど茎を残して切り取ります。
葉っぱがついている場合は、土に挿す部分の下葉は取ってしまいます。
日陰に置いて、切り口を乾燥させます。
切り口が乾いたら、土に挿して植え付けます。
根が出るまで2~3週間ほどかかるので、それまでは明るい半日陰で管理し、水やりは発根してから行ってください。
根がついているものは、根を付けたまま植え付けると、すぐに根付きます。
クラッスラや木立性のアエオニウム、セダムなどがこの方法で簡単に殖やせます。
センペルビブムや、エケベリア、コモチレンゲなど、ランナーを出すタイプも同じ方法で殖やせますよ。
大きくなったり、間延びしてきた多肉植物を仕立て直すつもりで、気軽にトライしてみてくださいね!
コメント